データ・プロテクションとは?
データ・プロテクションとは、重要な情報を窃盗や損失から保護するプロセスです。データ損失につながるアクションは、悪意のある場合も、意図的でない場合もありますが、強固なデータ・プロテクションプログラムは、その両方からデータを保護します。
データ・プロテクションの大部分は、必要な規制要件に準拠していることを確認するだけでなく、権限者のみがアクセス可能であることを確認することです。
企業が作成・保存するデータは日々増加しています。ハイブリッドワーク環境は、リモートコラボレーションを日常業務として現実し、企業がコスト削減と効率化の両方の目的でテクノロジーをクラウドへの移行を選択している中、企業のデータ保護は、データの場所や使用方法に関係なくデータを保護することがこれまで以上に重要になっています。
データ・プロテクションプログラムの主な目的は、大きく2つに分別されるーPCI、PII、PHIなどの規制対象データの保護と監査の確保、また、組織がビジネス拡大のために依存している知的財産の保護です。どのようなプログラムも、保護のニーズと共有のリスクのバランスを取る必要があります。過度に積極的なプログラムはビジネスプロセスを阻害する可能性があり、過度に緩いプログラムは過大なリスクにつながる可能性があります。
データ・プロテクションとデータ・セキュリティ
データ・プロテクションとデータ・セキュリティという用語は、よく同じ意味合いで使われますが、両者には類似点もあれば重要な相違点もあります。
データ・プロテクション
データ・セキュリティ
クラウド・データ・プロテクション
クラウド・データ・プロテクションは、静止中、稼働中、社内またはサードパーティによって管理されているデータなど、データがどこにあるかにかかわらず、ツールやテクニックを使用して、クラウドベースのデータを保護します。
数多くの企業がデータをクラウドに移行していることで、クラウド環境におけるデータ・プロテクションは、極めて重要な課題となっており、データの保存場所は、単純なパブリッククラウドやプライベートクラウドのリポジトリから、ハイブリッドクラウド、マルチクラウド、SaaS(Software as a Service)プラットフォームなどの複雑なアーキテクチャまで、より複雑な場所になっています。
データ・プロテクションとプライバシー規制からの要求の高まりは、クラウドアーキテクチャの複雑さと相まって、次のような課題を生み出しています:
- 可視性 - すべてのアプリケーションとデータの正確なインベントリ維持することは困難である。
- アクセス - サードパーティがホストするアプリケーションは、オンプレミスに比べて管理が行き届かないため、ユーザー活動やデータの使用状況を完全に把握することが困難である。
- コントロール - クラウドベンダーが提供する「責任の共有」は、ユーザーがセキュリティの一部をコントロールできる一方で、その他の部分はベンダーの範囲内にとどまり、ユーザーはセキュリティを確保できないことを意味する。
- 不整合 – クラウドプラットフォームによって提供される機能が異なるため、クラウドの保護とセキュリティに矛盾が生じる可能性がある。
クラウドサービスの利用は、クラウドプロバイダーがお客様のデータに対して責任を負うことを意味するものではないため、企業はクラウド環境におけるデータ・プロテクションに積極的に取り組むべきでしょう。
Fortraのデータ・プロテクションソリューション
企業は、顧客へのサービスを提供、イノベーションの促進、成長のため、機密データに依存しています。セキュリティリーダーは、データを確認、理解し、組織内での紛失や盗難からの保護と組織の外で安全に共有する方法を必要としています。
Fortraが提供する最先端のデータ・プロテクションソリューションは、あらゆるサイバーセキュリティ成熟度レベルに対応した連動型のセキュリティを実現します。データ分類、データ損失防止、セキュア・コラボレーションのためのFortraのモジュール式ソリューションは、お客様の早急なニーズやユースケースに対応するだけでなく、お客様のセキュリティプログラムの進捗に合わせて次の段階の最善のステップをアドバイスします。
データ損失防止(DLP)
Fortra’s Digital Guardianは、迅速な導入と起動により、データセキュリティの即時可視化、すぐに使用できるダッシュボードで直感的な結果、導入効果の向上を実現します。発見から監視、ブロックに至るまで、包括的なデータ損失防止機能は、コンプライアンスイニシアチブをサポートし、ユーザを次に最適なセキュリティステップに導き深刻なリスクから守ります。SaaSとマネージドサービスの導入オプションは、結果を迅速に提供、必要な専門知識を提供します。
データ分類
Fortraのデータ分類ソリューションは、ビジュアルラベルとメタデータラベルを適用することでデータセキュリティを強化し、DLPポリシーを最適にサポートします。AIエンジンからの推奨は、どのラベルを適用するのが最適かを導き、ビジネス上の摩擦を軽減し、従業員は実際のセキュリティトレーニングを受けることで、組織全体のデータセキュリティプラクティスを可視化し、エンゲージメントを高めることができます。
セキュア・コラボレーション
Fortraのセキュア・コラボレーションソリューションは、機密ファイルへのアクセスを暗号化し、どこからでも制御します。ファイル共有にゼロトラスト アプローチを採用することで、社外・社内を問わず誰とでも常に迅速かつ安全にコラボレーションを行うことができ、いつでも即座にアクセスを取り消すことができます。
アイデンティティとアクセス管理(IAM)
Fortraのアイデンティティ・アクセス管理(IAM)および特権アクセス管理(PAM)ソリューションは、情報に基づいたプロビジョニング、継続的なコンプライアンス、実用的な分析を提供し、アイデンティティ・ガバナンスを改善します。アクセスを管理し、全体的なアイデンティティリスクを軽減することで、機密データやシステムを保護します。